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船舶電話
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SQ-10W
(送受信機)

NS-1号
無線電話装置
(内航船舶電話)

1964年11月
Z-293B形
電話機
保安通信装置
1969年7月

日本で最初に誕生した移動可能な無線電話は、1953年8月に電電公社が開始した港湾電話サービスです。
港湾電話はハーバー・サービスとも呼ばれ、その名のとおり、東京湾と大阪湾に停泊している船舶や付近を航行中の船舶を対象にしたサービスでした。

その後、港湾電話は、他の国内船舶電話と統合され、1959年3月に「船舶電話」の名称に統一され、サービスエリアは日本の沿岸全域に広がり、沿岸から約50km以内にいる船舶と一般加入電話、また船舶と船舶の間でも通話できるようになりました。

内航船舶電話は、1964年11月にサービスが開始されたものです。後の1969年10月には、海上における船舶と人命の安全の確保を図るため、内航船舶電話に保安通信装置を付加することが義務づけられました。
しかしながら、内航船舶電話サービスは、まだ、船舶と陸地との接続はすべて交換台を経由して接続する手動方式でした。その後、1979年3月に自動方式の船舶電話サービスが開始されました。

1996年3月からは、通信衛星「N-STAR」を利用した「衛星船舶電話」に変わり、船の安全な運行や海難事故の防止、乗務員と家族の連絡、船で旅行する人などに利用されています。