携帯電話の小型・軽量化が進み1991年(平成3年)4月、超小型携帯 mova(ムーバ)のサービス開始によって、文字どおりのハンディな移動電話となりました。また、ムーバの登場は携帯電話の契約数に大きな影響を与えました。
1989年度:13万2000台、1990年度:26万台でしたが、ムーバの登場した1991年度には53万台にも達しました。
4メーカから各1機種が発売された「ムーバ」は、平均体積が約150cc、重量が約230gと従来機種に比べ大幅に小型・軽量化され、もちろんその時点での世界最小機種でした。
当時のムーバ利用の初期費用は、保証金10万円と新規加入料4万5800円にレンタル料を含む毎月の回線使用料17000円が必要でしたが、その後、保証金は1993年に廃止され、翌年94年には端末のレンタル制から「お買い上げ制」に移行しました。
※movaの由来 「mova」の名称は英語の“movable(動かせる、移動する)“の 最初の4文字m・o・v・aから採ったもので、超小型携帯電話の大きな特長である携帯しやすい、すなわち“移動しやすい“を表現したものです。 |